小型SAR衛星『ヤチホコ-Ⅰ』が初画像公開、海洋観測の新展開へ

2025年11月28日、QPS研究所は小型SAR衛星『ヤチホコ-Ⅰ』の初画像（ファーストライト）を公開しました。この衛星は11月6日に米国ロケット・ラボ社のElectronロケットにより打ち上げられ、約50分で分離に成功しました。分解能1.8mの通常モードと46cmの高精細モードを備え、瀬戸内海の小豆島付近の高精細画像を取得。これにより、海洋や沿岸域の詳細な監視・観測が可能となり、防災や環境監視など海洋テクノロジー分野の発展に寄与することが期待されています。衛星開発には日本の複数企業が協力し、エンジニアチームの蓄積された技術と知見が成果を上げたことが強調されました。