海洋環境由来の新規微生物株を公開、藻類の産業利用に関する最新動向も紹介

海洋環境由来の新規微生物株を公開、藻類の産業利用に関する最新動向も紹介

製品評価技術基盤機構(NITE)は、海洋環境から分離された複数の新規微生物株を公開しました。具体的には、乳酸菌Fructobacillus fructosusや生理活性物質Haneummycinを産生するStreptomyces haneummycinicus、Nyuzenamides A、Bを産生するStreptomyces hygroscopicus subsp. sporocinereusなどが含まれます。また、海洋試料から分離されたアーキアMethanosarcina sp.も公開されています。加えて、藻類の産業利用に関する講座が開催され、株式会社ちとせ研究所によるマレーシアでの大規模培養事例や、株式会社Seed Bankの新規微細藻類株の創出と事業化の取り組みが紹介されるなど、海洋バイオテクノロジーの最新動向が報告されました。

記事提供
NITE NBRCニュース
公開日
2025-12-06