ブルーカーボン (Blue Carbon)
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ブルーカーボンとは、2009年に国連環境計画(UNEP)の報告書で命名された概念で、海藻、海草、マングローブ、塩性湿地などの海洋生態系によって吸収・固定される炭素のことです。陸上の森林などが吸収する「グリーンカーボン」に対し、海洋の吸収源として区別されます。
高い炭素貯留能力
ブルーカーボン生態系は、面積あたりの炭素貯留速度が陸上森林の数倍〜10倍にも達すると言われています。また、酸素のない海底土壌中に炭素を貯留するため、数千年という長期間にわたって炭素を隔離することが可能です。世界の二酸化炭素吸収量の約3割を海洋が担っているとされ、気候変動対策の切り札として注目されています。
Jブルークレジット
日本では、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合(JBE)が認証・発行する「Jブルークレジット」という制度が運用されています。海藻養殖や藻場再生に取り組む地元の漁協や自治体がクレジットを創出し、それを企業が購入することでカーボン・オフセットに利用する仕組みです。これにより、環境保全活動に資金が還流する経済循環が生まれています。