マングローブ (Mangrove)
カテゴリ: ブルーカーボン (Blue Carbon)

マングローブとは、熱帯・亜熱帯の河口や沿岸の潮間帯(満潮時に海水に浸かる場所)に生育する植物群落の総称です。ヒルギ科の植物などが代表的で、タコ足のような支柱根や、泥から突き出る呼吸根など、特殊な形態を持ちます。
驚異的な炭素貯留
マングローブ林は、最も効率的な炭素吸収源の一つです。地上部のバイオマスだけでなく、泥深い土壌中に大量の有機炭素を貯留します。その貯留量は、単位面積あたりで熱帯雨林を上回るという研究結果もあります。
減災機能と生態系
マングローブは「天然の防波堤」として、高波や津波のエネルギーを減衰させ、沿岸地域を浸食から守ります。また、複雑な根の構造は、カニ、貝、幼魚など多様な生物の生息地となり、豊かな生物多様性を支えています。エビ養殖池の開発などで減少が懸念されてきましたが、近年は植林活動が活発化しています。