ROV (Remotely Operated Vehicle)
カテゴリ: 海洋ロボティクス (Marine Robotics)

ROV(Remotely Operated Vehicle)は、遠隔操作型無人潜水機です。母船からのテザーケーブルを通じて電力供給と通信を行い、オペレーターが船上のモニターを見ながらリアルタイムで操縦します。ケーブルがあるため行動範囲は制限されますが、長時間・大電力の作業が可能で、リアルタイムの映像確認ができるのが特徴です。
多様なサイズと用途
- 作業型(ワーククラス): 油圧マニピュレータ(ロボットアーム)を備えた大型機。海底油田のバルブ操作や建設作業などを行う。
- 観測型: カメラやセンサーを中心とした中型機。科学調査や生物観察に使用。
- 小型(ミニ/マイクロROV): バッグに入れて持ち運べるサイズ。港湾点検、ダム調査、船底検査、養殖場のネット点検などで手軽に利用される。
水中ドローンとの違い
近年普及している「水中ドローン」は、主に小型ROVを指す呼称です。技術的にはROVの一種ですが、よりコンシューマー向けや産業用の手軽な機体を指して使われることが一般的です。最近では、ケーブルレスの水中ドローン(実質的に小型AUV)も登場しています。